自分を幸せにするための【やること】【やめること】10ヶ条!

一日の終わりに「ありがとう日記」を書く!

欲しいものが手に入らなくても、環境を変えることができなくても、今すぐに幸せになれる方法があります。それは感謝をすることです。これ以上何も手に入れなくても自分は既にじゅうぶん恵まれていた、と実感することで幸せを感じられます。本当だろうかと疑う前に、とにかくやってみてください。実際に効果があるかどうかは、やってみればわかることです。用意するものは簡単です。ノートか日記帳を一冊と、ペンを一本用意しましょう。大きさやデザインは自分が気に入ったものでかまいません。

書く内容は、感謝をしている人の名前を五つ、それと理由を一言添えて、毎日書きます。とりあえずは「書く」ことが目的ですので、誰かに感謝をしたい気分ではなくても、決められた人数を書くようにしましょう。形だけでも続けていれば、いずれ中身が伴ってきます。難しく考える必要はありません。「お母さん 料理を作ってくれた」「〇〇さん 困っていたら声をかけてくれた」くらいの簡単な内容でOKです。寝る前やお風呂上りに書くと決めて、毎日の習慣にしましょう。

もう少し書く余裕があるなら、他人に言われたほめ言葉をメモしておきましょう。日頃、他人にほめられることなんてないと感じていても、書き留めれば意外とあるのに気づくはずです。テレビのクイズ番組を見ていて答えを呟いたら「頭いいな」と言われた、とか、同僚に新しい髪型をほめられた、とか。書き留めなければ、ただのお世辞だと思って聞き流してしまう一言でも、貯金のようにコツコツ溜めていけば、気づいた時には財産になっているでしょう。

自分で自分をほめるのも効果的です。どう効果的かと言うと、気分が前向きになることでやる気が出て、仕事や人間関係がうまくいくようになったり、うつ病が改善されたりします。方法は簡単で、今日あったことを書くついでに肯定的な言葉を添えます。「取り組んでいた仕事が納期に間に合った。よく頑張ったね!」「流しを掃除した。家族のためによくやった!」「窓から見える花がきれいだと思った。私って感性豊かだなあ」といった感じです。

ほめる内容が特別である必要はありません。日常の何気ないことでかまわないのです。家事をした、空きカンを拾って捨てた、仕事が順調だった……他人に誇れるほどの内容ではないと感じても書きましょう。成功した事実だけを選ぶ必要もありません。「失敗したけど挑戦したことがエラい!」「以前のように落ち込まなかった。成長してる!」「憂鬱だけどちゃんと会社に行った。やっぱり自分はできる人間なんだ!」と、とにかくネタを探してほめちぎります。

ほめるネタが一つもない、なんてことはあり得ません。「健康に生きている私の体、頑張ってるなあ」でも、「この日記を続けている自分はエラい、幸せになる資格がある!」でもかまいません。不満や不幸を数えたり愚痴ったりする人は多いですよね。それの前向きヴァージョンだと思ってください。小さな幸運に気づいて感謝ができるようになると、ますます良いことに敏感になり、良いことばかりが起きているように感じられますよ。