自分を幸せにするための【やること】【やめること】10ヶ条!

怒るのをやめる!

相手が人でも物でも状況でも、自分の思い通りにいかないとついイライラしてしまうものです。「自分の怒りは正当だ」と思うなら、少し考え方を変えましょう。あなたをイラつかせる相手や状況は、それなりの理由があってそうなっているのです。世の中、不満ばかりでつらい、もっと心穏やかに生きたいと願うなら、まずは怒るのをやめましょう。怒りの原因が減ることを願うのではなく、「もう怒らない」とこの瞬間に決意するのです。

あなたは「相手が私を怒らせているのだ」と思っているかもしれません。しかし実際には、あなたが怒りたくて怒っているだけです。たとえば、小さいお子さんがいると、考えた通りに予定が進まずにイライラすることが多いでしょう。自分が仕事に出かけなければならない朝、子供が時間通りに起きない、ようやく起きたと思ったらゆっくりご飯を食べて好きなことをしている、急かしても言うことを聞かない、挙句に保育園に行くのは嫌だとぐずる……。

働いていると、時間を自由に使えるというわけではありません。出勤時間が決まっているなら、それに間に合わせる必要があります。それを子供に伝えても理解してくれない、協力してくれないとなると、なんだか故意に妨害されている気になりますね。もちろん当の子供にそのような考えがあるはずがありません。子供は急ぎたくないから急がないし、ふざけたいからふざけるのです。イライラした怖い親に怯えて、却って反抗的な態度を取ることもあるでしょう。

親子や家族と言えど、自分の都合と相手の都合は一致しません。自分が困っているとき、「家族なら協力してくれるはず」と期待するから、当てが外れてイライラするのです。誰でも、自分の都合に相手が合わせてくれたら楽なのに、と願っています。でもそんな風にはいきません。あなたが出かけるしたくで忙しいのは、あなた以外の人には関係ありません。あなたが怒って無理やり言うことを聞かせようとするのは、相手にとっては理不尽なことでさえあります。

怒るメリットはありません。自分が嫌な思いをして疲れるだけです。時間の無駄にもなります。怒るのをやめましょう。もちろん、今後絶対に怒らないというのは無理です。それでもとにかく、「怒っても良いことはないから怒らない」と決めるのです。イライラする出来事があったら、そのことを思い出してください。怒りというのは瞬間的な衝動です。その瞬間に、「そうだ、怒らないと決めたんだった」と思い出せば、冷静になれて怒りも抑えられるはずです。

世の中は自分を中心に回っているわけではありません。他人や状況が思い通りにならないのは当たり前です。日頃イライラすることが多いという人は、「自分の思い通りにならないのは当たり前」と声に出して自分に言い聞かせましょう。そしてたまに、自分の思い通りになったら「ラッキー!」と思いましょう。子供が時間通りに起きてくれた、自分の都合に合わせようとしてくれたら「ラッキー!」です。そうしてあなたがイライラからニコニコに変われれば、あなたも周囲の人も幸せになれます。