今の人間関係にこだわるのをやめる!

昨今やたらと人とのつながりを奨励する風潮が強いようです。特に顕著なのが、SNSと呼ばれるネット上のシステムでしょう。メールやゲーム、日記やつぶやきなどで、離れた場所にいてもリアルタイムで交流を持つことができます。それらは便利です。好きな相手を身近に感じられることは、喜びにもなるでしょう。しかし、そういったつながりは負担にもなります。楽しさではなく義務感で続けるようになってしまったら、それは幸せなこととは言えません。

究極的には、人とのつながりは善です。つながるせいで嫌なことがあったとしても、それを癒してくれるのもまた誰かです。もし世界中の人がいなくなって自分一人になってしまったら、どうでしょうか? きっと、「自由だ」と喜ぶ気にはなれません。何をしてもつまらなく感じて、生きる気力も失ってしまうはずです。嬉しかったりつらかったり、良くも悪くも人との接触から生まれる刺激があなたに頑張る意欲を与えているからです。

勘違いしてはいけないのは、人とのつながりが善だからと言って、孤独が悪だと思い込むことです。孤独は、つながるのと同じくらい大事です。人気のある少年漫画を思い浮かべてください。主人公は仲間と協力して問題を解決しますが、誰にも頼れない孤独での試練や訓練の時間もありますよね。一人で耐えたり考えたりしなければならないのは、つらいでしょう。でも、その時間こそが人を成長させます。少年漫画で描かれる「良い仲間」とは、それぞれ孤独に試練を乗り越えてきた同士で、決して慣れ合いの関係ではありません。

SNSでのつながりや惰性で続けている友人関係、恋人関係を、絶対だと思うのはやめましょう。学校や会社など、特定の人間としか付き合わない環境にいると、それがすべてだと錯覚してしまいがちです。実際には、あなたがその相手と付き合うことになったのは、ただの偶然でしかありません。環境が変わればまた別の人との出会いがあります。捨てる神あれば拾う神ありと言います。今持っている何かを失うことには不安や恐怖を感じますが、ひとつ失えばひとつ得るのが世の常です。

少年漫画の主人公にはなぜ良い仲間が集まってくるのでしょうか? 本人が自分の目標に向かって努力をしているからです。目標に向かって一生懸命な人は、魅力的です。思わず応援したいと思うでしょう。孤独に努力をしようと思えば、慣れ合いの付き合いを一時断らなくてはなりません。「もし今断ったら、今後二度と付き合ってもらえなくなる」という心配をするのはやめましょう。努力する人を応援しようとせず、むしろ足を引っ張るような人とは、付き合わない方がましです。

そもそも友達がいないことが不幸だ、と悩んでいる人もいるでしょう。あなたに本当の意味での仲間や応援してくれる人がいないのは、あなたが目標に向かって努力をしていないからです。やりたいことをやりましょう。学業や職業的なことに限らず、趣味でも真摯に取り組めば、誰かが応援してくれます。けん玉やテレビゲームのプレイで有名になった人もいますよね。身近にはいなくても、同じ目標に向けて努力をしている人はどこかにいます。現代はそういう人とネットを介して知り合える時代です。自分を向上させて、本当の仲間をつくりましょう。