自分を幸せにするための【やること】【やめること】10ヶ条!

引き寄せの法則とは

実感をともなって「そうなる」と信じたことは実現します。良いことも悪いことも、想像したことは現実になります。従って、夢を叶えようと本気で願ったり、自分は運が良いと信じ込めればその通りになります。これを引き寄せの法則と言います。「信じただけで実現する」だなんて、何だか都合が良すぎる気がしますか? 気をつけたいのが、良いことも悪いことも、信じればそうなるという点です。悪いことは頻繁に引き寄せてしまっている、という人は意外と多いのではないでしょうか。

昔から「二度あることは三度ある」と言いますよね。これはまさに引き寄せの法則を表していると言えるでしょう。偶然、二回続けて転んだ人は、「また転ぶかもしれないから気をつけよう」と思います。「そうならないように」気を付けるわけですが、心配をする時点で、意識の上では「起きることが前提」になってしまいます。結果、一度も転んだことのない人は転ぶ心配をしないので、転びません。転んだばかりの人は、そうならないように意識するために転んでしまう、ということになります。

この法則を利用して願いを叶えるにはどうしたらよいのでしょうか? 答えは簡単で、毎日24時間「既に願いを達成しているつもりになって」過ごします。方法は簡単ですが、内容によっては「つもりになる」ことが難しい場合もあります。例えば、「英語がペラペラになりたい」という願いなら、一日中、「既に英語がペラペラのつもりで」過ごします。耳や目から入る情報はすべて英語、自分も英語で考えて英語で話します。それを当たり前に感じて実践できれば、自ずと願いは叶うでしょう。

しかし、ろくに英語を話せない人がこの境地に至るのは難しいですよね。言葉が思いつかない、聞き取れないと感じる都度、「自分は英語ができない」と思ってしまいます。「できない」と思ったり、「できなかったらどうしよう」と不安に感じたりすると、皮肉なことにそちらが実現してしまいます。「英語がペラペラになりたいと願っている自分」をイメージするのでもいけません。「既にペラペラである自分」を明確にイメージして、それを持続しなければなりません。

引き寄せの法則についての本はたくさん出版されています。詳しいメソッドについて知りたい方は、本を読まれるなりネットで検索されるなりしてください。ここでひとつ強調したいのは、意識的に「引き寄せの法則で願いを叶えよう!」と思わなくても、引き寄せの法則は常に存在しているという点です。「起こってほしくない」と思っていることは、起きてしまいます。従って、願いを叶える以前に、ネガティブな思考癖のある人はそれを変える工夫をしましょう。

結婚したいと願っている人は、「結婚できない」ことに悩んでいます。受験に合格したいと願っている人は、「合格できない」ことに不安を覚えています。お金が欲しいと願っている人は、「お金がない」ことに不満を感じています。願いを叶えたいなら、「今はそれがない」とか「できなかったらどうしよう」と考えることは禁物です。まずは現状の不満や不安を忘れること、それが幸せへの第一歩です。