今が「何に」向かっている時間なのか意識する!

今、何となくつらい、もっと幸せになりたい……と思いつつ、具体的に何をすれば幸せになれるのかわからない、という人も多いでしょう。幸せを感じる最大の瞬間は、願いを叶えつつあるときと、叶った願いに思いを巡らせるときです。「叶えたい願いがない」という人は、ぜひ願いを持ってください。「難しい資格を取得して憧れの仕事に就く」という野心的な願いでも、「市内のラーメン店を食べ歩く」という素朴な願いでもかまいません。どんな願いであれ、「今はその達成に向かう時間なのだ」と自覚することで、この一瞬の幸福度は増します。

実際には、幸せになるために、条件を付けてしまう人がほとんどです。「結婚できたら」「お金ができたら」「欲しいものが手に入ったら」幸せになれるはず、と思っていませんか? その考え方では、その条件が満たされていない現在は不幸ということになってしまいます。いま現在不幸だと感じていてそれを変えたいなら、幸せに条件をつけることをやめましょう。代わりに、不幸だと感じる暇がないくらい、目標に向けて忙しく活動してください。起きている間じゅう目標のことを考えていれば、不幸かどうかを考える余裕はありません。

叶えたい目標は、自分が一番ワクワクできることにします。「勉強は嫌いだけど、大学受験のために我慢して頑張る」というのは、正しい目標ではありません。「大学に入りたい」と願う人は、受験に通過することが目的ではなく、その先のキャンパスライフや卒業後の進路が目的のはずです。ワクワクするような想像、たとえば「構内のカフェで新しい友人と楽しく語らう自分」や「卒業後に念願だったエンジニアになってバリバリ仕事をしている自分」を思い描いて、それを目標にしましょう。

誰でも、嫌なことのためには頑張れないけれど、好きなことのためだったら頑張れるものです。たとえば多くの子供はコンピュータゲームが好きです。好きな理由として、勝敗による達成感や賞品獲得による充足感といったものが大きいでしょう。しかしゲームはたいてい、始めは易しくて徐々に難しくなっていくものです。クリアしようと思えば、延々と単純作業を繰り返して手持ちのアイテムを育てたり、敗北や不運の苦痛を味わったりしなくてはなりません。ゲームが好きな子供は、そういった労力を苦労とは思わず、むしろ楽しんでいるはずです。

大学受験や資格取得のための勉強も同じです。それ自体は退屈な作業だとしても、その苦労の後に待っているメリットをはっきりイメージすることができれば、つらいとは感じません。目の前の苦労は苦労ではなく、目標達成に近付くステップです。「毎日一時間机に向かう」という作業をするとき、イメージがなければその時間は睡魔と闘うつらい時間になるでしょう。イメージがあれば、夢に近づける貴重な時間と感じて、最大限有効に使いたいと思うはずです。

たまに成功者の体験談に見かけませんか? 「エアコンのない四畳一間に住み、生活費を稼ぐために掛け持ちでバイトをしながら、寝る間を惜しんで勉強する日が二年続いた」というような話を。これを聞いて「その状況に耐えられるような特別な人だから成功できたんだ」と思うのは間違いです。客観的には過酷と思える状況でも、本人に夢への階段を上っている自覚があれば、つらいとは感じないのです。むしろその時間は、本人にとってはとても幸せで贅沢な時間となります。幸せになりたいなら、今この瞬間を夢へと向かう時間にしましょう。