散歩をする、外に出る!

現在は夢を叶えている人の成功の法則やエッセイを読むと、「つらいときには散歩をする」というのが意外なほど共通して挙げられています。仕事のアイディアや書きたい論文の構成を「考える」とき、生活が思うようにいかず滅入って「悩む」とき、トラブルに見舞われて動揺した「感情の整理」をしたいとき、歩くと頭がすっきりして良い考えが浮かんだ、と書かれています。誰がやっても効果があるのかはわかりません。ですが、散歩をするのにお金はかかりません。頭のなかに解消したいもやもやがあるなら、試してみても損はないと思いませんか?

歩くのはどこでもかまいませんが、できれば心地良いと感じられる場所を選びましょう。とある外国の作家は、少年時代から線路を歩くのが好きで、進路に悩んだときにレールを眺めつつ歩いたら進路が見えた、と書いています。水辺も人気です。つらいときには近所の河原でしばらく水面を眺めると立ち直れるという人や、「水のそばはアイディアが浮かびやすい」と明言する人もいます。長く延びたレールや悠然と流れる川など、スケールの大きなものに触れることで気分転換以上の効果があるのかもしれませんね。

また成功している経営者など忙しい人ほど、スポーツジムに通う傾向があります。体調管理や健康促進の意味合いもあるのでしょうが、身体を動かすとストレス発散になって精神的にもメリットがあります。必要だからこそ時間をやりくりして通っているのでしょう。スポーツジムに通うことはできないという人でも、家のなかで軽く汗をかく程度の運動をすることはできます。掃除は嫌いという人は、運動だと思って掃除をしましょう。家の中が片付いて居心地がよくなり、心と体の贅肉も落ちたとしたら、これ以上理想的なことはありません。

経済的に余裕がないことや対人関係の不器用さで悩みを抱えている人は、外に出かけたり友人と会うことに抵抗を覚えるでしょう。ですが、つらいと感じたときは一人でいるより、誰かと会ったり違う景色を見に行ったりした方が得です。悩みを打ち明けるためではありません。下手に愚痴を言えば、相手が楽しめなくなってしまいます。外に出れば、行き先を考えたり連れのことを考えたりします。その間は、自分の悩みばかりを考えるわけにはいきません。つまり家に戻るまでは頭から嫌な考えを追い出せるという点で、外に出ることは効果的なのです。

「余裕がない」と感じている人は、ムダを嫌います。必ずしも生活に必要ではないものを買う余裕はないとか、遊びに行っている時間はないと思うでしょう。でも、ムダを挟むことで効率が上がる場合もあります。やらなければならないことがあるのに遊びに時間を使ってしまったら、残った時間で一生懸命に間に合わせようとするでしょう。収入に比較して高価だけれど、どうしても欲しかったものを無理して買ってしまったなら、頑張って収入を上げる努力をするでしょう。ムダはときに起爆剤になります。刺激がなくダラダラした毎日になっていると感じたら、たまには思い切ってムダをするのも良いのではないでしょうか。